2020年2月20日
本日は在留資格「技術・人文知識・国際業務」についての最後の説明をさせていただきます。
第2応用・資料編
インドにおけるDOEACC(ドアック。Department of Electronics Accreditation ofComputer Courses) 制度について
※当該制度上の資格レベルA、B及びCを保有する者については、基準省令における学歴要件の「当該技術若しくは知識に係る科目を専攻して大学を卒業し、又はこれと同等以上の教育を受けたこと」 のうち 「これと同等以上の教育を受けたこと」 に適合する。
(1) DOEACC制度
DOEACCとはDepartment of Electronics (現IT省)、Accreditation of Computercourses の略であり、IT省により監督されている機関である。DOEACCは、大学以外の各種民間IT技術教育機関 (Institution)のトレーニング・コースをDOEACCの基準に照らして認定するとともに、当該コースを終了した人を対象とした認定試験を年2回実施し、 合格者に資格を付与している。
(注) 2011年10月 10日付けで試験運営組織がDOEACC Society から、NationalInstitute of Electronics and Information Technology (NIELIT)に変更され、2012年12月よりNIELIT発行の合格書の使用が開始されている。
DOEACCの資格には 次のA、B、C、Oの4種類がある 。
レベルA 15学年の教育を受けている者が、1年間のDOEACC認定コースを終了し、試験に合格した場合に付与される。
レベルB 15学年の教育を受けている者が、3年間のDOEACC認定コースを終了し、試験に合格した場合に付与される 。
レベルC 工科系大学の場合は16学年、非工科系大学の場合は17学年の教育を受けている者が、2年間のDOEACC認定コースを終了し、試験に合格した場合に付与される。
レベルO 12学年の教育を受けている者が 、1年間のDOEACC認定コースを終了し、試験に合格した場合に付与される。
(2)DOEACCと学位の関係
DOEACCは、インド政府(教育資格認定委員会:インド人材資源開発省中高等教育庁長官) により、レベルOがDiploma1、レベルAがAdvancedDiploma、レベルBがM.C.A(Master of Computer Application)とそれぞれ同等と認定されている。
レベルCについては、対象者が少ないこともあり、認定はされていないが同レベルは大卒者が更に2年間教育を受けて達成するレベルとなっている。
なお、レベルA、B及びC資格合格者は大学院への入学資格を有している。
以上、在留資格「技術・人文知識・国際業務」について説明させていただきました。
次回は、令和2年1月に変更があった、在留資格「技術・人文知識・国際業務」のカテゴリー分けについて説明させていただきます。
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